いきなりナンですが、日本の夏って暑いですよね~。
暑すぎて溶けてしまいそうで、またあの時期を迎えるのかと思うと昼も眠れません。
日本って地球上では比較的北の方に位置してるイメージですが、
なんだか暑いイメージがあります。
まあ期間でいえば寒い時期の方が長い気もしますが
夏の暑さはかなりこたえます。
以前、南国に旅行に行った時も確かに暑かったですが、
日本の暑さとは種類が違う感じで、気持ちよい気がしたものです。
この日本独特の暑さ、きっと理由があるはず!
ということで、今回は日本の暑さの理由についてまとめてみます。
まあ、理由が分かったところで暑いものは暑いんでしょうが、
このまま暑さにやられるばかりでは悔しいので、
解明して一矢報いてやりましょう!
昔より暑くなってる気がする
ここ数年、あちこちの地域で最高気温40℃超えが記録され、
歴代最高気温記録が更新されています。
参考までに歴代の暑さランキングを見てみると、こんな感じです。
順位 | 都道府県 | 地点 | 観測値(℃) | |
---|---|---|---|---|
1 | 高知県 | 江川崎 | 41.0 | 2013年8月12日 |
2 | 埼玉県 | 熊谷 | 40.9 | 2007年8月16日 |
〃 | 岐阜県 | 多治見 | 40.9 | 2007年8月16日 |
4 | 山形県 | 山形 | 40.8 | 1933年7月25日 |
5 | 山梨県 | 甲府 | 40.7 | 2013年8月10日 |
6 | 和歌山県 | かつらぎ | 40.6 | 1994年8月8日 |
〃 | 静岡県 | 天竜 | 40.6 | 1994年8月4日 |
8 | 山梨県 | 勝沼 | 40.5 | 2013年8月10日 |
9 | 埼玉県 | 越谷 | 40.4 | 2007年8月16日 |
10 | 群馬県 | 館林 | 40.3 | 2007年8月16日 |
〃 | 群馬県 | 上里見 | 40.3 | 1998年7月4日 |
〃 | 愛知県 | 愛西 | 40.3 | 1994年8月5日 |
13 | 千葉県 | 牛久 | 40.2 | 2004年7月20日 |
〃 | 静岡県 | 佐久間 | 40.2 | 2001年7月24日 |
〃 | 愛媛県 | 宇和島 | 40.2 | 1927年7月22日 |
16 | 山形県 | 酒田 | 40.1 | 1978年8月3日 |
17 | 岐阜県 | 美濃 | 40.0 | 2007年8月16日 |
〃 | 群馬県 | 前橋 | 40.0 | 2001年7月24日 |
19 | 千葉県 | 茂原 | 39.9 | 2013年8月11日 |
〃 | 埼玉県 | 鳩山 | 39.9 | 1997年7月5日 |
〃 | 大阪府 | 豊中 | 39.9 | 1994年8月8日 |
〃 | 山梨県 | 大月 | 39.9 | 1990年7月19日 |
〃 | 山形県 | 鶴岡 | 39.9 | 1978年8月3日 |
〃 | 愛知県 | 名古屋 | 39.9 | 1942年8月2日 |
1位の2013年高知県の41℃をはじめ、
なんとなく1990年代以降が多く見えますね。
って40℃とか!
ゾッとしますが、ちょっと体験してみたい気もします。
確かに昔はそこまで暑かったことはなかった気もするし、
クーラーをつけずに扇風機で乗り越えることもできていた気が・・。
今はクーラーがないとキツイなあ。
と、これは気のせいなのか、それとも何か理由があるのか知りたいところ。
8月の平均気温の上昇
気象庁の発表によると、この100年で全国の8月の最高気温の平均は0.9℃上昇しているそうです。
で、東京だと1.7℃の上昇。
むむー、都市の方が暑いんですね。
こうやってデータで見ても昔よりも暑くなっているのは確かなようですね。
ちなみに私は大阪です。あちぃ。
でも、0.9℃ってそこまで体感するほど暑いんでしょうか?
しかも100年前と比べてるし。
1℃上がるだけでも猛暑日はかなり増えるといいますが、
平均的に全体的に1℃上がればそりゃあ猛暑日である
35℃に到達する日も増えるのが道理です。
きっと、全国平均の0.7℃上昇よりも
東京の1.7℃上昇の方が鍵を握っていそうです。
都会化が暑さを引き起こす
では、何故平均気温が上がり、
猛暑日が多くなったのかに迫ってみましょう。
大きな理由はやはり「都会化」です。
アスファルト
都会といえばアスファルト。
地面が土だったら、空気中の水蒸気がある程度気温を低く抑えてくれるのですが、
地面がアスファルトだと、水蒸気がすぐに乾いて無くなってしまいます。
そして、坂道とかでアスファルトの起伏が多くあります。
それらがお互いに光や熱を反射しあって熱が渦巻いているわけで、
熱の逃げ場が無い状態になってしまうんですね。
上からは太陽で暑い、下からはアスファルトで暑いと
まさにサンドウィッチ状態ですね・・・。
ビル
そして、都会といえばビルの多さ。
昔は、内陸部でも海から風が吹いてきて
ある程度は空気を冷やしてくれたのですが、
都会化が進んでからはビル群が海から吹いてくる風を遮ってしまい、
空気が冷えない原因になっています。
実際、東京で観測される風速は1990年代以降、
減少してしまっているとのことです。
しかもビルの各部屋からエアコンの室外機の熱風が
吹き出しているのもこれまた暑さの要因のひとつです。
結論
以上のように、日本の暑さの理由はアスファルトとビルの増加が大きいです。
ある意味予想通りではありますが・・・。
地球温暖化がどうのというよりも、
本来なら水蒸気や風が空気を冷やしてくれるはずなのですが、それが妨害されてる状態。
全国平均で0.9℃上昇、東京で1.7℃上昇というデータは
そのまま都会化と直結してると言えてしまいそうです。
それなら昔よりも猛暑日が増えるのも分かるし、
地方より都会の方が暑く感じるのもわかります。
地方ではそれほどではなくても、
都会の人がこぞって「暑い暑い」と騒いでいて、
その結果日本が暑いという印象になってるんですね~。
私もその1人ですが・・・。
もっと気温が高い南国の方が日本よりも過ごしやすいのも、
南国は土や風に恵まれてて熱気が流れやすいからなんですね。
とはいえ先ほどの歴代暑さランキングを見てみると、
東京は顔を出しておらず、どちらかというと地方の方が多いですね。
きっと都会の方が安定して一定以上暑いんでしょうが、
爆発力は地方の方がある感じでしょうか。
なかなか複雑ですね。
都会化で気温が上昇すること、
これをヒートアイランド現象というのですが、
我々庶民にはどうすることもできない次元の話かもしれません。
ということで、私はクーラーをかけてグータラすることにします~。
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