私は中学高校時代、三国志や項羽と劉邦が大好きでした。
こういうのを読んでると、「項羽と呂布だったら、どっちが強いんだろう?」
「この人達が格闘技を覚えてヒョードルと戦ったらどうなるんだろう?」
などと妄想の世界に入っていったものです。
時は流れて、最近「キングダム」というマンガを読んだのですが、
このマンガにはこれまた強そうな武将が大迫力が描かれているので、
あの思いが蘇ってきました。
「もし戦ったりしたら最強は誰なんだろう?」
「史記」も面白かったし、ここで一度「中国史上最強の武将」について考がえてみようと思います。
もちろん、直接一騎打ちなどできない以上、結論など出るはずもないのですが
あれこれ考えるのも楽しいですしね(^ω^)
最強候補は4人!
最強というと、戦で負け知らずの優秀な将軍達が上がってきそうですが、
ここでは「単純な武力の強さ」で考えていきたいと思います。
一騎打ちだったり、1人で何百人の兵を倒したり、そういう強さですね。
見ていくと候補は大勢いるのですが、調査を繰り返し、絞りに絞った結果、
4人の武将が残りました。
その4人とは、古い人から順に項羽、呂布、楊大眼、尉遅恭です。
馴染みのない名前もありますが、ひとりづつ見ていきましょう。
項羽
時代順の都合で、一番最初に登場していますが、
ぶっちゃけ彼が最強ということでファイナルアンサーでしょう。
1人で劉邦軍の8人の武将を同時に相手にしたり、8000人で120万と戦ったりしました。
最期の戦いでは26人で大軍と戦ったりと、ずば抜けています。
個人の戦いでは結局負けませんでしたね。
呂布
知名度・人気度では彼がナンバー1でしょう。
私も大好き。
弓術と馬術に優れ、腕力も抜群で「飛将」と呼ばれました。
地面に立てた矛に弓を当てたり、
張燕との戦いでは一万何千という敵兵に数十人で突っこんで勝ったりもしました。
虎牢関の戦いでは関羽・張飛・劉邦を同時に相手にして引けを取りませんでした。
圧倒的なエピソードが残っていますが、ほとんどが三国志演義での創作ということで、
悲しいことにマニアの中での評価は1段落ちるようです。
候補に入れるかも迷いましたが、さすがに呂布は外せないだろうと思い、取り上げました。
正史でも張燕との戦いでの武勇を始め、呂布の強さに言及する箇所はいくつもありますし、
関羽や張飛のいた時代の中で「人中の呂布」なんて呼ばれるには、
やはり相当な強さを誇っていたはずです。
楊大眼(よう たいがん)
南北朝時代の北魏の武将です。
すさまじい武勇を誇り、驍勇果敢(ぎょうゆうむそう)と評されます。
その強さは「関羽・張飛が蘇っても、楊大眼にはかなわないだろう」と言われるほど。
「楊大眼が来るぞ~」と言えば、泣いている子どもも泣き止むというエピソードや、
9メートルの縄を兜に括りつけて走ると、先っぽが地面につかないほどの身体能力。
(この辺は強さと直接的には関係あるのか微妙ですが・・・)
尉遅恭(うっち きょう)
唐の時代の武将です。
「神の勇」と言われるほどの強さで、もう人間じゃないレベル。
戦になるといつも単騎で敵軍の中に突っ込むのですが、怪我すらしたことがないそうです。
ある時、皇位をめぐる争いの中で、尉遅恭は一騎打ちを申し込まれたことがあります。
安全の為に、両者の槍の刃を取るように提案されたのですが、
尉遅恭は「相手の刃は自分に当たらない」と、相手のヤリだけはそのままでOKと言いました。
結局、尉遅恭の言うとおり、相手のヤリは当たらず、尉遅恭に奪い取られてしまいました。
ディフェンス技術が並外れてたのでしょうね。
以上の4人を武力最強の候補としてピックアップしてみましたが、いかがでしょうか?
よく言われることですが個人の強さだけでは限界があり、戦に勝ち続けるのは無理だいうのがありますね。
項羽も呂布も主君や自分を天下に導くことができず、志半ばに倒れています。
ですが尉遅恭は戦に勝ちきって武の力で主君を天下に導きました。
そう考えると尉遅恭の「神の勇」の表現どおり、本当に規格外レベルだったのかもしれませんね。
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