「お正月はいつから?」
と聞かれたら、1月1日から!と答える人が多いですよね。
日本では、1月1日の元旦からがお正月。
ですが、実は…日本以外のアジアの国々のお正月は「旧正月」のことを指していて、
日にちも決まっていないそうです。

アジアの国々で多く使われている「旧正月」。
どのようなものなのでしょうか?
そう不思議に思ったので

そもそもお正月とはなにか
旧正月とは?なぜ日にちが毎年違うのか
2017の旧正月はいつ?

を、調べてみました。

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そもそもお正月とはなに?

お正月とはもともと、旧年が無事に過ごせたことを新年にお祝いする行事です。
日本では、1月1日がお正月だと言われていますが、
それは現在日本では、新暦(太陽暦)が使われているからです。

太陽暦とは、太陽が地球を周回する日数を換算して出来た暦です。
この太陽暦により、1年は365日と決められています。

ですが、4年に1度366日となる「閏年」。
この閏年は、地球と太陽暦の自転速度のズレを修正するために作られたものなのです。

なので、日本のお正月は「1月1日」と日にちが決まっているそうです。
日本以外にも、海外で多く使われているのはこの「太陽暦」です。

では、アジアで多くで使われている「旧暦」とはなんでしょうか?
旧正月では、なぜ日にちが決まっていないのでしょうか?

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旧正月とはなに?なぜ日にちが決まっていないの?

太陽暦は太陽を基準とした暦でしたが、旧暦(太陰暦)では、
月の満ち欠けを基準としています。

月の満ち欠けを基準にした太陰暦では、ひと月の日数が29.5日。
1年で計算すると、354日と、太陽暦の1年と11日もずれてしまいます。

このまま11日づつずれていってしまうと、季節がずれてしまったり、
太陽暦との日付の差が出て来てしまいます。
そのため「閏月」というものを3年に一度作り、ズレを修正しています。

なので、旧正月は毎年日にちが違うのです。

こんな旧正月ですが、旧正月と呼んでいるのは日本だけだそうです。
中国などのアジアの国では「春節(しゅんせつ)」と、呼ばれています。

この春節ですが、中国の人々にとって最も重要な祝日だそうです。
新しい服を着て親戚や友人の家をまわり、街では花火や爆竹を使い、
新暦のお正月よりも盛大にお祝いをされます。

こちら、中国で行われた春節をお祝いする花火です。

また、中国だけではなく中国圏の影響が強い華人東南アジアの国や、
また、世界各地にある中華街で盛大にお祝いされます。

太陽暦と太陰暦のお正月このように違いがあったのですね。

では、今年の春節はいつなのでしょうか?

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2017年の旧正月(春節)はいつ?

国により少し誤差がでてくるようですが…
2017年の春節は1月28日です。
中国では、この春節でのお休みが一週間あり、
今年は1月27日から2月2日ではないかと、言われています。

春節を大事にする中国では、家族と過ごすのが習慣です。
そのため、帰省ラッシュがすごく社会問題となっているそうです。
2015年に開かれた全国人民代表大会では、この帰省ラッシュを暖和する為に、
一週間の休みを伸ばし、9日にしては?という案が出ているそうです。

もともと、地元で過ごす事の多かった春節のお休みですが、
最近では、海外旅行を楽しむ人が多くなってきました。
9日と、お休みが伸びたら楽しみが増えそうですね。


春節(旧正月)では、爆竹や花火を使いこんなに盛大に
お祝いをするということにはビックリしました。
中国ではなくても、中華街でも春節のお祝いをしているので横浜や神戸でも、
中国の春節を味わえそうだなぁと思いました。

春節の時期は、しっかりとお休みがあるので、
その時期に海外旅行を計画している人は注意が必要だと思いました。

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