体の冷えって困ったものですよね。

他の人が平然としてる時にもガタガタ震えてしまったり、
ひどい人になると夏でもカイロが手放せないとか・・・。

冷えってなんだか生まれつきの体質のように見えてしまいもしますが、
何事にも原因というものがあり、冷えだって同じこと。

冷えになるメカニズムを知らずに厚着したりお風呂に入ったりしても根本解決にはなりません。

逆に根本さえ分かって対策すれば、きっと改善されていきます
今回は冷えの根本原因を追求していきたいと思います(`・ω・´)

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冷え性と言われるもの

よくある冷え性と言われる、手足の先が冷たくなる症状。

根本の理由はコレです。

温かい血液が手足の先まで届いていない

そして手足まで血液が回らない原因は2つ

毛細血管が手足の先まで行き渡っていない、もしくは細すぎる
毛細血管があってもそこまで血液が流れていない

それぞれ見て行きましょう

手足の先の毛細血管が少ない、もしくは細い

温かい血液を体中に運ぶ道路が「毛細血管」です。
髪の毛など比べ物にならないくらい細い血管なのです。

その毛細血管が細すぎたり、少なすぎたりすると温かい血液はそこまでたどりつけません。
通行止めなワケです。

毛細血管がそんな状態になる理由なのですが、
普段からそこまで血液が通ることが少ないので減っていくのです。

原因は運動不足です。
心臓が血液を送り出す力が弱く、体の隅々まで血液が届かないのです。
心臓から1番遠いですからね・・・。

運動することによって心臓のポンプを強化すれば、血液が隅々まで行き渡ることになります。
運動の中でも特にオススメなのが足を鍛えることです。

血液を流すのは心臓だけではなく、足もポンプの役割を持っています。
足は第2の心臓といわれる所以です。

心臓と足の2ヶ所のポンプで血液を循環するようにしてやれば良いのです

速足のウォーキングやサイクリング、スクワットや踏み台昇降で心臓&足のポンプを活動させれば、
血流が強くなり、毛細血管が手足の先まで届いて、広がっていくでしょう。
細い道をこじ開けるイメージですね。

毛細血管が広がれば、運動していない時でも温かい血液が手足の先まで行き渡り、
冷えは改善していきます。

ちなみに過度な運動は毛細血管を減少させるので注意です。

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血液が毛細血管の先まで流れない

そしてもうひとつの原因です。

毛細血管が行き渡っていても
温かい血液が流れていかない・流れる量が少ない場合も手足の先は冷えます。

ドロドロ血

その理由のひとつが血液がドロドロしているからスムーズに血が流れない、いわゆるドロドロ血ですね。

ということでドロドロ血になる原因ですが・・・・。

まずは肉の食べ過ぎがひとつ。

ですが肉などあまり食べない人でも冷えに悩まされていますよね。
むしろ菜食の人の方が冷えていることが多いくらいです。

この場合の1番のドロドロ血の原因は、「甘い物」すなわち「砂糖」です。
砂糖の血液の悪影響、そして冷えへの影響はかなり大きいです。
習慣的に食べている人は控えましょう。

そして油物も血液をドロドロにするので、控えた方が良いです。

血液をサラサラにするにはやっぱり野菜ですが、
野菜は体を冷やす作用もあるのである程度相殺されてしまいますが、
サラサラ血にすることを優先なので、積極的に食べましょう。

とにかくここでは砂糖を控えることが最重要です。

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血液が別の所で使用されている場合も

それとドロドロ血とは別にもう一つ、血液が手足の先まで届かない理由があります。
それは別の所に血液が優先的に使われていて、手足まで血が回っていない状態。

別の所とは何ぞやというと、消化活動です。

消化というのはかなりの血液を必要とする大仕事なんですね。
消化中は脳にも血が回らなくなって眠くなったりしますしね。

さて、その場合の対策となると・・・
まずは食べ過ぎに注意です。
1日3食、さらに何回も間食まで食べていると、四六時中消化活動をしてることになり、
手足の先は常に血流不足の状態で冷えて当然です。

1日2食でも大丈夫なので、食べる量や回数を減らすとよいでしょう。

さらに消化に悪いものを食べるのも、消化に負担がかかって時間もかかるし冷えの元です。
消化に悪いものといえば、油っこいものやゴボウや納豆などの固いものですね。
ですがこの辺りはそこまで気にすることはないです。

一つだけ気をつけたいものがあります。

それは玄米です。

玄米を食べている場合はかなり胃腸に負担をかけ、冷えの元になるので要注意です。
玄米を食べるなら発芽玄米にした方がよいです。

それらとは別に、普段から水を飲む習慣がある場合、
身体の内側から冷やしてしまっている可能性があるので注意が必要です。
1日2ℓとか言って、水飲み健康法が流行っていますが、鵜呑みにはしない方が良いです。

そのあたりの詳しいことはコチラに書いています。

水分の取りすぎは逆効果!こんな症状が出たら注意です

根本解決にはなりませんが、白湯や温かいお茶を飲めば身体は温まります。

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冷え性というより寒いんだけど・・・

ここまでは女性に多い冷え性の改善策でした。

でも、なんかそういう問題じゃない場合もありますよね。

手足とか関係なく寒いんだけど

という場合。

他の人が平気なのに自分だけ震えてる、
いわゆる「寒さに弱い」「冬が嫌い」「寒がり」という状態ですね。

これらの原因と対策に迫ってみましょう。

体を暖め過ぎ

この、寒がりというケースの原因の大きなものが、普段から体を暖め過ぎている状態。

人間の体というのは、自ら熱を生み出す機能があるのですが、常に暖めていると
その機能が発動する機会もなく弱まってしまい、寒さに弱くなってしまいます。

なのであまり必要以上に体を甘やかさず、たまには薄着で外に出て寒さの中でブルブル震えて
熱を出す機能を復活させるとよいでしょう。

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筋肉を鍛えて基礎代謝をあげる

基礎代謝と体温には大きな関係があります。

基礎代謝というのは、普段何もしていない時に使うエネルギーです。

基礎代謝が高い=普段のエネルギーが高い=体温が高い
ということです。

で、この基礎代謝は全身の筋肉量に比例します。

全身の筋肉を鍛えて筋肉量を増やせば基礎代謝が上がり、体温が上がるということ。

筋肉を鍛えるにあたってなのですが、
人間の全筋肉の70%は足に集中しています。

なので足の筋肉を鍛えることが基礎代謝アップ=体温アップに効率が良いということですね。

足の筋肉を鍛えるのは、先の毛細血管の話の時に出てきた血液のポンプを
鍛えることにもなるので、二重に効果的ということになるので超オススメです。


いろいろと冷えに関して書いてきましたが、対策をまとめます。

まず速足のウォーキング・サイクリング・踏み台昇降等で心臓と足の筋肉を鍛えること

オススメはスクワットです。

実はこれが冷え対策としては圧倒的に大切で、食事での対策と比べてみても効果は格別なので、
真っ先に考えましょう。

続いて食事での対策で、甘いもの・油物を控え、玄米食は発芽玄米か白米に変えること。

そして体を常に暖めすぎずに寒い所に繰り出して、熱を発する機能を鍛える。

という感じです。

運動は必須、その上で食事での対策も行えれば良いですし、
特に自分に当てはまる物があれば検討してみてくださいね(^ω^)

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