京都の三大祭というと、祇園祭・葵祭・時代祭。

どれも京都らしく風情あふれるお祭りなんですが、今日はその中でも最古のお祭り、
葵祭にスポットを当ててみます。

まるで平安時代にタイムスリップしたかのような優雅なお祭りなのですが、
大きなお祭りで人気だけに混雑が予想されます。

事前にバッチリ下調べして楽しむポイントを絞り、スムーズにお祭りを楽しみましょう。

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2015年の葵祭の日程と時間

葵祭は、様々な催し物が数日に渡って行われます。
ですが、見どころとなるのはなんといっても「路頭の儀(ろとうのぎ)」と「社頭の儀(しゃとうのぎ)」です。
葵祭に行くならこの二つの儀式だけは押さえておきましょう。

こちらは「路頭の儀」の動画ですが、雅な雰囲気はモチロン、音楽も雰囲気出てますね~。

日程

葵祭の「路頭の儀」&「社頭の儀」が行われるのは、例年5月15日です。
2015年も例年通り5月15日の予定です。

が、雨が降ると翌日に順延されます。
さすが貴族、濡れるのをイヤがるんですね。

天気が微妙な時は当日の早朝に決行か延期かが決定されます。
午前6時から案内されるので、電話で京都市観光協会に問い合わせると教えてもらえます。
(075-752-7070)

コースとスケジュール

路頭の儀の行列は午前10時半に京都御所を出発し、下鴨神社にて「社頭の儀」を行い、
上賀茂神社に向けて出発、上賀茂神社でも「社頭の儀」が行われるという流れです。

行列の詳しいコースとスケジュールは以下の通りです。
行列と一緒に歩くのも良いし、どこかのポイントで良い場所を確保して行列を見送るか、
楽しみ方を考えておきましょうね。

10:30 京都御所出発
    ↓
    丸太町通り
    ↓
    河原町通り
    ↓
11:40 下鴨神社
    ↓
    社頭の義 14:10まで
    ↓
14:20 下鴨神社出発
    ↓
14:40 洛北高校前
    ↓
    北大路通
    ↓
14:55 北大路橋
    ↓
    賀茂川堤
    ↓
15:30 上賀茂神社到着
    ↓
    社頭の儀 18:00まで

行列が通る詳しいルートはコチラの公式ページの図が分かりやすいです。

現地への到着時間に注意!

行列が京都御所をスタートするのは10時半ですが、
最前列で見るには1~2時間前から場所取りをした方が良いです

葵祭の見どころ、「路頭の儀」と「社頭の儀」

葵祭のハイライトである「路頭の儀」と「社頭の儀」、そもそもこれらはどういうものなのでしょう?
せっかくなので内容を少し知った上で見るとさらに楽しめるはずです。

路頭の儀

葵祭の見どころといえば何をおいてもこの「路頭の儀」ですね。

平安貴族の姿に扮した500人以上もの人、牛馬40頭が京都御所を出発し、
「下鴨神社」を経て「上賀茂神社」まで行進します。
その道のりは8kmにも及びます。

平安貴族の艶やかな衣裳、先頭から最後尾まで約1kmという大掛かりな行列。
華やかな行列を存分に堪能するためにも、ぜひとも良い場所を確保して見物したいものです。

そして行列の中でも、葵祭のヒロイン「斎王代」の晴れ姿は見逃せません。
大勢の候補者の中から選ばれた1人の女性が、30kgもの重さの十二単(じゅうにひとえ)を着て通ります。
その比類なき美しさ、見どころ中の見どころですね。

社頭の儀

下鴨神社・上賀茂神社で行われる葵祭で一番重要な儀式です。

雅な雰囲気の中で天皇から神社の神様への供え物が献上され、
勅使によって祝詞が奏上されます。

そして神馬の引き回しや舞が奉納されます。
馬を引く人が神殿に向けてお辞儀をすると、
馬も同じくお辞儀をするのが不思議で、見どころのひとつです。

さて、この2つの重要な儀式、
どの場所でこれらを見物すれば最大限に楽しめるでしょう?

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路頭の儀を見物するためのおすすめポイント

有料観覧席

あちこち移動して行列を追いかけるよりも、ゆったりと落ち着いて路頭の儀を楽しみたい場合は、
有料観覧席を購入するのも良いです。

京都御所と下鴨神社の観覧席は1席2050円で、4月1日から発売。

上賀茂神社の観覧席は1000円と5000円の席があります。
席によって値段が違っていて、こちらは当日の11時30分からの販売となります。

さすがに有料だけあって、どれもかなり良いポジションですが、
繰り返しになりますが早めに到着しないと結局見ることができないということにもなりかねないので
時間には余裕をもって到着しましょう。

下鴨神社の一の鳥居楼門は社頭の儀も見やすくておすすめです。

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無料でのオススメポイント

有料じゃなくても行列を楽しむことは十分に可能です。
中でもおすすめのポイントがいくつかあるので、挙げていきますね。

・京都御所の建礼門
建礼門の前でも、正面に見える位置でも、どちらもおすすめです。

・下鴨神社の糺の森
こちらは路頭の儀も社頭の儀も両方楽しむことができてしまう、贅沢なポイントです。

・加茂街道
沿道で行列を見るにはもってこいの場所です。
加茂川と山で見晴らしの良い背景でもあり、存分に行列を堪能できるのでおススメです。

個人的には京都御所で行列をゆっくり見送った後、
地下鉄で北大路駅に行き、加茂街道の沿道で行列を見るか、
上賀茂神社まで行列と一緒に歩くコースがオススメです。

道中には無料の観覧席が設置されている場所もありますが、
簡易椅子やビニールシートを持っていくと便利です。

そして天気が良いと日差しが思った以上に強いので、日焼け対策を用意しましょう。

葵祭の関連場所への詳しいアクセス方法や効率よく各拠点を移動するためのコツを
コチラに書きましたので、ぜひとも合わせてごらんくださいませ。

葵祭2015年も開催!アクセス方法をまとめました


日本各地には色々なお祭りがありますが、
「美しい」という言葉が一番当てはまるお祭りはこの「葵祭」じゃないでしょうか。
まるでお雛様が歩いてるみたいで見とれてしまいます。

警備の人まで単車じゃなく馬に乗ってたりするこだわりよう。
こんなにも雅で華やかな行事が現在も続いているとは、やはり京都って良いところですね。

ぜひとも美しい行列を見て心を洗った後、美味しいものでも食べて帰りましょう。

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