よく言われる健康法のひとつに水をしっかり飲むというのがありますね。

1日2リットル飲みましょう」なんてスローガンをよく耳にします。

人間の体は成人で70%が水分でできているので、
水分を補給して綺麗な状態を保ちましょうということだったり、
水を飲むことで血液もサラサラにしてくれるという話だったり。

しかし、何事も適量というのがあります。
水を飲むのは大切ですが、飲み過ぎて水分の取り過ぎになるのも注意です。

今回は水分の取り過ぎるとどうなるか、どのくらいが適量なのかなどについて書いていきますね。
間違った健康法には気をつけましょう(´・ω・`)

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水の飲み過ぎは水毒のもと

水を飲み過ぎると体に良くない、もっともこの考えが強いのが漢方の分野です。
漢方では水分を取り過ぎて体に問題が出ている状態を「水毒」といい、注意が促されます。

なので、水の飲み過ぎに関する問題は水毒について知っていけばよいでしょう。

水毒の原因

水毒になってしまう原因は、水の飲み過ぎはもちろんですが、
他にも体の冷えだったり、もともと胃腸が弱かったり、甘いものの取り過ぎなどがあります。
まあこれらは相関関係にあるのですが・・・。

水分を取ることによって、胃を始めとする内臓を直接的に冷やしてしまい
代謝が弱くなったり、排泄に問題が出たり、色々な症状が出ることにも繋がります。

冷えは万病の元っていいますからね。

水毒の症状

水毒とは体に水が溜まってしまい、適切に排泄できないことによって引き起こされる様々の症状のこと。

以下のような症状がある場合は、水毒かもしれません。

・水を沢山飲んでるのに、排尿が少ない

・食事中以外にお腹を軽く叩くとチャプチャプと音がする

・偏頭痛がある

・下半身がむくみやすい

・下まぶたがたるんでいる

・息切れ・咳が出る

・肌がベトベトし、湿疹がでる

・手足が冷える

・めまいや耳鳴りがする

・鼻水・クシャミ・目やにが出やすい

・下痢や吐き気、嘔吐がある

これらの症状は、水分が排出されずに体内でだぶついているために起こったり、
あるいは水分が外に出ようとして引き起こされているケースがあります。
アトピーもそのためだったりすることもあるようです。

そしてさらに怖いのが水の飲み過ぎで腎臓に負担をかけてしまうこと
負担をかけ続けて、腎臓が弱くなってしまうと、
さらなる体の不調に繋がってしまいます。

健康のために水を飲んでいるのに、病気に近づくとか、
何が何やら分かりませんね。

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水毒を解消するには

恐ろしいことを書いてきましたが、水毒を改善する方法はいたってシンプルです。

だいたい察しはつくかもしれませんが、対策としては

水分の摂取量を減らす
体を温める

の2つになります。

適切な水分の摂取量ってどのくらい?

水の飲み過ぎは水毒を引き起こす、でも水分は必要・・・。

どれくらい飲めば適量なのかってことですが、それは体に聞くのが一番です。

水は飲みたくなったら飲む

これに尽きます。
大して喉が乾いてもいないのに、美容のために飲んだり
1日2リットル!とか決めてノルマ化するのはいただけません。

自然に任せるのが一番です。

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体を温める

水を飲む量を減らせば、飲んだ水が直接体を冷やすことが解消されるので、ある程度は改善されますね。

それとともに体を冷やす食べ物を避けて、温める食べ物を食べることが大切です。

体を冷やす食べ物の筆頭は砂糖・甘いものです。
これだけは避けたい所です。

体を温める食べ物は、ニンジン・さつまいも・カボチャなど、暖色系の色・根菜・芋類だったり、
味噌や漬物などの発酵食品です。

が、そこまで意識するのもタイヘンなので、とりあえず冷やす物を避けること優先にして
甘いものを遠ざける事を意識すればよいでしょう。

病院に行く

水毒の症状が気になって病院に行くなら、漢方の先生を訪れましょう
良い漢方医なら、適切なアドバイスとともに、漢方の見地から診て適切な漢方薬を処方してくれます。

一般的な病院に行ってしまうと、症状を抑えるための薬が出るだけで、解決にはなりません。


水を1日2リットル、少なくとも1.5リットル!などと喧伝されていますが、
全員に当てはまるわけではありません

誰かの成功例などよりも、自分の体が本当に欲しているのかどうか、
体の声に耳を傾けてあげて、適切な水分補給で綺麗で健康になってくださいね(^ω^)

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