めでたく成人し、大人として歩みだすことになった新成人。
成人式にお祝いを頂いた場合はお返しをしましょう。
とはいっても、これは基本的に身内のお祝い。
そう堅苦しい話ではなく、一般的にはお返しはしないでも良いとされています。
本人がお祝いを下さった相手に電話などでお礼をすればまずはOKなのですが、せっかくの大人としての門出。
ここはマナーもバシッっと押さえたカッコイイ大人なお返し方法を考えてみましょう。
ということで、成人式のお祝いのお返しについて掘り下げてみることにしました。
手紙でお礼を伝える場合
本当は直接会って、お礼を伝えられたらいいけど相手が遠方だったりして難しい場合も多いです。
そんな相手に心を込めて礼状としてお手紙を送れば喜ばれるに違いありません。
親しい人にはハガキでも大丈夫ですが、目上の方へは封書でのお礼を出します。
相手の立場によって、改まった文体が良い場合もありますが、例えばおじいちゃん・おばあちゃんやなじみのある親戚などの場合、届いた手紙を読んでみたら形式ばった文例集みたいな内容だったら逆にがっかりされると思います。
なので、新成人らしく自分の言葉で率直に書いた方が相手も嬉しいと思います。
・堅苦しくしないために「拝啓・敬具」などの頭語・結語はあえて使用しない。
・相手の近況や健康を気遣う
・お祝いを頂いての嬉しい気持ちや、感謝の気持ち、そしてこれからの成人を迎えて意気込みを伝える
・結びとして、これからのお付き合い・ご指導をお願いする
というあたりを押さえておけば、相手もきっと喜んでくれるでしょう。
写真などを同封したりもいいですね。
ちなみに両親も手紙を出す場合は、本人とは別に送ります。
内祝いを贈る場合、「のし」はどうする?
内祝いを贈る場合には熨斗(のし)紙を使用します。
「のし」は元々は縁起物ということで薄く延ばしたアワビを贈り物に添えていたのだそうです。
現在は簡略化されて、「印刷のし」や折り紙をたたんだ「折りのし」が主流です。
その「のし」の入った紙を「のし紙」といい、贈り物に「のし紙」と「水引」をかけるというのが、現在では一般的な贈り物の包装です。
「水引」とは包んだ和紙を結び止めるためのリボンみたいな部分ですね。
結んだ部分が戻らない様、水糊を引いて固めたことから「水引」と呼ばれるようになりました。
水引きにもいくつかの種類があります。
で、今回の成人式のお祝いのお返しに使う「のし」の方法ですが・・・。
表書きは【内祝】とします。
水引きは紅白の蝶結び、下段に新成人本人の名前を書きましょう。
お返しをする時期は?何を贈ればよい?
基本的に礼状を送ればOKなのですが、頂きっぱなしで心苦しい場合は【内祝い】としてちょっとした品物をお返しに贈ります。
予算は、頂いた分の1/3~1/2くらいで実用品が良いと思われます。
親戚などに挨拶まわりをする場合は赤飯や和菓子も良いですね。
お祝いを頂いてから、即座にお返しすると「気を遣わせてしまったかな?」と相手が感じてしまうこともあります。
なので、2~3週間の内に送るのが良いでしょう。
これ以上遅くなるとこれまた失礼になってしまうので、遅くなりすぎないようにしたいですね。
手紙も送る場合は、品物より先に届くように別便で出すか、贈り物に添えます。
とにかく電話にしても手紙にしても、はたまた贈り物をするにしても、もらった方に喜んでもらえるお返しができればいいですね。
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