さあ、いよいよ節分!
張り切って豆まきをするぞ~~!
なんて、正月やクリスマスのようなテンションにはなりにくい少し地味な行事。
元々は神様の催し物という歴史あるイベントなんですが、今回はせっかくなので正しいやり方をマスターしてしまいましょう。
きっと豆まきも楽しくできるし、豆も美味しく食べられるはず!?
豆まきに正式なやり方ってあるの?
もちろん、元は神事だっただけに正式なやり方はあります。
できるだけ、それにそって行いたいものです。
では、そのポイントをあげていきますね。
豆へのこだわり
豆まきに使用する豆ですが、生ではなく炒った豆を使用します。
これは豆まきが終わった後、片付け忘れた豆から芽が出ると縁起が悪いと考えられているためです。
豆=魔の目という意味があり、魔の目から芽が出る・・・確かに縁起悪そうです><
炒ったらもちろん芽は出ませんからね(^ω^)
それと炒った方が豆が固くて鬼さんが痛いとか。
スーパーなどで売ってある豆まき用の豆は炒ってある場合がほとんどですが、念のため確認を。
豆は枡に入れておき、お家に神棚がある場合は当日の朝からそこに置いてその時を待ちます。
神様のチカラを豆に宿すのですね。
枡に入れるのは「益々繁盛するように」との願いが込められていたりします。
神棚が無い場合は目の高さより上の場所(タンスなど)の上に、白い紙を敷いてその上にお供えしておきます。
豆まきをする時間帯は?
鬼は丑寅の時間に丑寅の方角からやってきます!
丑寅の時間というのは夜中の2時!
これは頑張って起きておかないと~!
というのはいくらなんでもムリがあるので、節分の日の夕暮れから夜にかけて行いましょう。
家族そろってから始めると良いですね。
いざ本番!正しい鬼は外~のやり方は?
鬼って、女性や子供には強くて大人の男性や年男に弱いとか。
なので、一家の主か年男が豆を撒くと良いとされています。
実際は主人が鬼役で子どもたちに退治されてるイメージがありますが・・・(;´゚д゚`)
ここでは、正式にということで、主人が豆を撒く方向で進めていきます。
まずは外に向かってです。
窓や玄関を開け、枡を胸のあたりに持って「鬼は外~!」と言いながら2回外に向かって下手投げで撒きます。
アンダースローですね。
豊作祈願の種まきにあやかっています。
撒いた後、鬼が家の中に入ってこないように手早く玄関と窓を閉めてしまいます。
お次は家の中。
「福は内~」と言いながら家の中に撒きます。
こちらも2回ですが、地方によって順番や回数は違うようです。
玄関が最後になるように撒きます。
撒き終わったらお楽しみタイム、厄除け・無病息災を祈りながら豆を食べましょう。
自分の年令より1個多く食べて終了です。
以上のように、「鬼のお面をかぶった鬼役の人に豆を撒く」という、子供がいる家庭でメジャーな方法は正式とは違った別パターンということになりますね。
マンションでの豆まきを行う時の注意点
マンションにお住まいの場合、さすがに窓を開けて豆を外に撒くなんてことはしてはいけませんね。
ベランダを外に見立てて、2回撒く形になりますね。
その時も豆が外に落ちたりしないようにしないといけません。
外を歩いてる人に当たったり、車に当たったりしてしまうと危険だしご近所トラブルになりかねません。
さらに共有の廊下に豆が散らかったままになってしまっても良くないです。
豆まき後の掃除で毎年困っているマンション管理人さんもおられるようですし、
人に迷惑をかけてしまったら、せっかくの福を呼び込むための縁起物の行事が元も子もありませんね。
なので、廊下などに落ちた豆はきっちりと片付けるか、家の中だけで行うか、気をつけて行わないとですね。
私もマンション住まいなので、この形になります。
豆まきには歴史的に深い意味がこめられているのですが、今回は豆まきに「やり方」にフォーカスしてみました。
ここまで知った上で正式なやり方で行うと、福もどんどんやってきてくれるかな??
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