端午の節句といえば、様々な飾りが家の中を賑わします。
男の子の誕生と立身出世を願ったり、厄除け目的などで飾り立てるわけですが、
これはいつごろから飾って、いつしまうのが適当なんでしょうか?
もし、出すのが早すぎたりしまうのが遅すぎたりすると
何か問題になったりするのでしょうか。
雛人形の場合だとしまうのが遅くなると、娘が行き遅れるとかいう説もあることだし。
ここでは端午の節句の様々な飾りを飾る期間をハッキリさせたいと思います(´・ω・`)
いつから飾るのか?
まず、いつから飾るのが正しいの?ということですが、
実はコレが正しい!という日はありません。
とはいえ、あまりに出すのが遅くなり、端午の節句の直前になって出したりしてしまうと、
すぐに片付けることになってしまい、五月人形も浮かばれません(´・ω・`)
なので、ある程度の余裕は欲しいところ。
一般的な目安としては、
春分の日(3月20日・21日)もしくは春彼岸明け(3月24日)以降から出すのが主流です。
地域によっては「できるだけ早く出した方が良い」という所もあるようです。
なんでも「先手必勝」という意味があって、縁起が良いのだとか。
そのあたりも加味すると、3月24日以降でなるべく早い日に出すのがベターということになりますね。
ご自身の都合に合わせて、日取りを検討してみてください。
早めに出した方が長く堪能できるし、五月人形も喜ぶことでしょう。
出す日が決められてないとはいえ、
できれば4月中旬まで、遅くとも4月29日の昭和の日までには出しておきたいです。
いつまで飾るのか?いつしまうのか?
しまう日もこれといって決められているわけではありません。
雛人形の場合は、しまうのが遅れると娘が行き遅れてしまうという説もあるのですが、
五月人形やその他の端午の節句の飾りはそういうことはないので、心配いりません。
ですが、そもそも節句というのは季節の節目をお祝いするという意味なので、
端午の節句を過ぎても飾っておくのはあまり意味がありません。
なるべく早くしまった方が良いでしょう。
でも、五月人形は湿気を含んだまましまうと傷んでしまうので、
天気の良い日にしっかり乾いた状態で、埃や汚れを綺麗にしてからしまいましょう。
こいのぼりや鎧兜など、他の飾りも同じです。
実は年中出しっぱなしでもOK
先ほど、端午の節句を過ぎてから出しておいても意味が無いと言いましたが、
実は五月人形は出したりしまったりせずに、年中出しっぱなしにするのもOKという話もあります。
そもそも五月人形って、怪我や病気などの災厄から子どもの身代わりになって守ってくれるという役割を持っています。
なのでお守りという意味もあって、五月人形や鎧兜は年中飾っておくのもOKなのです。
インテリアとしても良いですしね。
さすがにこいのぼりは片付けた方が良いですが(`・ω・´)
その他、飾りに関する気になること
他にも端午の節句や飾りについて気になることについて簡単に書いていきます。
生まれてすぐに5月5日が来る場合も初節句するべき?
これはお宮参りとの兼ね合いになります。
お宮参りは生後30日前後に行いますが、それより先に端午の節句が来る場合は、
初節句は翌年にまわすことが多いです。
言い換えると、4月に生まれた場合は翌年に初節句ということですね。
もちろん、頑張ってその年にするのもOKです。
端午の節句のお祝いは何歳までするの?
○歳まで飾りましょう、小学校まで、中学校まで・・・などの決まりはありません。
そのうち飾らなくなる場合が多いですが、
五月人形は災厄を背負ってくれるお守りという意味もあるので、
何歳になっても定番的に毎年飾るのも良いと思います。
こいのぼりは「こどもの日」のイメージが強いので小学校までか長くても中学校まででしょうね。
飾りはお父さんのお下がりでも大丈夫?
お父さんの五月人形はお父さんを守ってくれたことで、役目を果たしてくれました。
子どもには子どものための別の五月人形を用意しましょう。
兄弟が生まれても、ひとりにつき1つ用意します。
端午の節句の飾りの期間について書いてきましたが、
「特に決められていません」ばっかりでした。
やっぱり男子たるもの、決められた道を行くより自ら運命を切り開いていくべしという先人の思い
・・・なワケはないですが、参考になれば幸いです(´・ω・`)
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