お花見といえば、宴会!
場所取り!
お酒!
そしてお団子!
ん?
団子?
そういえば何故お花見で団子を食べるのでしょう?
もしかしたら深~い歴史が込められているのかもしれませんよ?
これは宴会好きとしては知っておかねば!
ということで、花見団子の意味をどうぞ~(^ω^)
そもそも何故、花見の時に団子を食べるの?
花見の時には団子とお酒。
いや、嫌いじゃないですよ?でも何故団子なの?
その答えの鍵を握るのはあの超有名な殿様です。
はい、豊臣秀吉。
もともと「花見」という風習は平安時代からの宴として始まり、楽しまれていました。
貴族階級は娯楽として花見をしながら歌を詠み、農民たちは豊作を祈願しておりました。
そこへ慶長3年(1598年)、京都の醍醐にて豊臣秀吉主催のもと行われた花見。
この時、全国から色々なお菓子が集められて食べながら花見を楽しみました。
この時から、お花見とお菓子はセットとして楽しまれるようになったようですが、
団子はまだ定着せずに甘いお菓子を楽しんでいました。
江戸時代に入ってから庶民の中でも広まっていき、
この頃にお馴染みの三色団子を食べるようになっていきました。
団子屋の戦略でもあったのでしょうかねえ。
三色団子のそれぞれの色の意味
お花見で定番の三色団子、色は薄い赤(桜色)・白・緑が基本パターンになっていますね。
どの色の団子が好きとかは人によりますが、実はそれぞれの色には納得の意味が含まれています。
薄い赤は想像通り桜の色ということで、春を感じさせる色になっています。
白は白酒の色、雪の色ということで冬を意味します。
そして緑、これは葉っぱの色やヨモギの色を表していて、夏の予感を意味しています。
んで、秋の色は無いのは「あきない」→「飽きない」という意味だとか。
なかなか遊び心を感じさせて、昔の人は素敵です。
色に関するもう一つの説が
実は、もう一つ団子の色に関して有名な説があり、簡単にいうと
赤→春の日差し&桃
白→残雪&薄雲
緑→春の芽吹き
ということでこの三色自体が「春」を象徴しているという説もあります。
三色が「冬・春・夏」を意味する説と「春」自体を意味する説の2パターンあるということですね。
私としては「冬・春・夏・飽きない」に一票を投じたい気分です。
で、桜の木には神様が宿ると考えられていて、赤白緑の三色は神様が喜ぶ色だということです。
紅白(赤と白)は縁起が良い色で、緑は邪気を払う色。
縁起よく邪気を払い、神様とともに楽しもうということで、信心深さを感じさせますね。
花見と団子の意味について紐解いていきましたが、やはり若干日本の歴史を感じさせるおもむきある由来でした。
もし、豊臣秀吉がお花見でお菓子を集めるというイベントを行わなかったとしたら、
もしかしたら花見とセットになってるのは団子以外の何か、例えば大根とかだったりしたのかもと思うと、
秀吉の偉大さを感じずにはおれません。
花より大根・・・いや、大根よりは花だな・・・。
スポンサーリンク