最近は節分に興味が出てきて色々調べたりしています。
ネットで調べていると出てくる「豆まきだけに豆知識(`・ω・´)」みたいな精神的テロに晒されつつも、それでもなかなか興味深いです。
やっぱり日本古来の伝統や由来って味わい深いものだなあ・・・と思ってたところへ、あまり馴染みのない風習が!
それが「節分になるといわしの頭をひいらぎの枝にぶっ刺して玄関に飾る」という、どこの部族の儀式だと思ってしまいそうな習わし。
なんだこれは知らないぞ~。なかなかマニアックだな~ということで、早速調べてみました。
これって一体なんの儀式?由来は?
どうやらこれは「柊鰯(ひいらぎいわし)」「鰯柊(いわしひいらぎ)」「焼嗅(やいかがし)」と呼ばれる風習とのこと。
なるほど、いわしとひいらぎのセットだから、ひいらぎいわし。
この上なくそのままなネーミングですね~(汗)
この風習が始まったのは平安時代、土佐日記に登場するのが最も古い情報で、その中で柊鰯が飾られてる光景が出てくる模様。
結構歴史ある日本の風習でしたね。
明確にはなっていないようですが、少なくともアフリカの奥地の・・・とかではなかったみたいでホッとしたようなしないような、何だろうこの感じ。
柊鰯を飾る意味
こういうことには意味はちゃんとあるみたいで、どうやら魔除けが目的の模様。
なんか鰯の生首を飾ったりしたら逆に魔物が寄ってきそうな気がするぞと思わないでもないですが、そこは早計というもの。
ひいらぎには魔除けの効果があると言われているのです。
それだけじゃないですよ。
節分といえば鬼の出番なのですが、この鬼がいわしを焼いた時に出るニオイと煙が苦手とのことで、寄ってこなくなるとか。
焼くことによってニオイがパワーアップするという念の入れよう。
さらにその上、柊(ひいらぎ)の葉っぱがチクチクして目に当たると痛いから、鬼は寄って来ないとか。
なるほど~。
確かにイヤなニオイを嗅がされたり、尖った葉っぱで目玉をチクチクやられたらさすがの鬼もトンズラしそうですな~。
(豆まきといい、鬼って地味な攻撃に弱いのか・・・)
でもそんなコトされたら鬼に限らず、福の神的な縁起の良さそうな神様(?)だって逃げそうな気がするのはきっと勘違いに違いない(`・ω・´)
少なくとも私は逃げ出すよ!?ということはワタシ、鬼かもしれないΨ( `▽´ )Ψ
よし、魔除けになるならやってみよう。でもどうやって?
まあグロいとは思いながらも結構お手軽に設置できそうだし、魔除けになるならやってみようではないか!
家に置いてある謎のパワーストーン、どうやら単なる石ころを掴まされただけっぽいし(´゚д゚`)
というわけで、作り方と飾り方
材料はスーパーでも揃いますが、イワシ一匹とと葉っぱのついたひいらぎの枝(20cmくらい)
で、哀れみを請うイワシの目に委細かまわず、頭と胴体を一刀両断します。
そして無残な姿になったイワシの頭に柊の枝を刺します。
最後に我が家の幸福を願いながらそいつを玄関に設置すればOKです。
戸口にさしたり、門のどこかに貼り付けたりしたら完成です。
イラストでも結構シュールですね~。
イワシの目とか・・・。
ひいらぎいわし、いつまで飾っておくの?
飾っておく期間については、一般的にお正月が1月15日で一段落するので、次の日の1月16日からです。
「いつまで」というのが諸説あるみたいで、
などなのですが、次の年の柊鰯を作るまで飾りっぱなしというケースもあるようです。
そんな長期間、風雨に晒されたイワシってどんなコトになるんだろう。。
いずれにしても、片付ける時にもいくつかやり方があるのですが、
・半紙でつつんで塩でお清めして捨てる
・玄関先に埋める
・神社に持って行ってお焚き上げをしてもらう
等ですが、少なくとも私は神社に異臭漂う鰯の頭を持っていって、可憐なる巫女さんに渡す勇気はアリマセン(`・ω・´)
鰯の頭も信心から
察しはついてるかもしれませんが、この諺の元となってるのがこの柊鰯だとか。
なるほど、やはり日本に根付いた伝統ある風習なんですねえ。
でもこの諺って、効果はともかく信じるコトに意味がある!みたいな感じの解釈だったような?
世の中甘くないものですねえ。
やっぱり私、謎のパワーストーンのお世話になるとします・・・。
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