風が涼しくなり、葉っぱが色づき出す秋。
紅葉の季節ですね。
子供が葉っぱを拾い、おじいちゃんに
「みて!モミジ!」と言ったら
「それはカエデだよ。」と、答えているところを見かけた事があります。
そういうば、モミジとカエデの違いがよくわかりません。
みなさんは、違いを知っていますか?
今回は、カエデとモミジの違い、
モミジの種類・カエデの花言葉を調べてみました。
モミジとカエデの違いはなに?
モミジとカエデって、似ていますよね。
明確な違いはあるのでしょうか?
モミジとカエデは、植物分類上では区別はしていないそうです。
両方とも「カエデ科のカエデ属」に分類されています。
では、なんでモミジと呼ばれるようになったのでしょうか?
それにはこんな理由がありました。
モミジという言葉は、紅花(べにばな)から染料を取り出す「もみづ」から来ています。
紅花から染料を取り出す時、優しく揉むと赤や黄色に変化します。
カエデが紅葉するときも、赤や黄色に色が変わりますよね。
それが、もみづに似ているため
もみづ→もみぢ→もみじと変化していき、
カエデの中でも特に色が綺麗に変わるものを、モミジと呼ぶようになったそうです。
植物分類上では区別していない。と言いましたが…
園芸上や盆栽の世界では
葉っぱの切れ込みが深いものを「モミジ」
葉っぱの切れ込みが浅いものを「カエデ」
というように区別しているようです。
また、日本は世界で1番「紅葉が美しい」と言われているそうです。
日本はカエデの宝庫と言われる程、カエデの種類が豊富です。
そんな、カエデやモミジ。
種類は、どのくらいあるのでしょうか?
カエデとモミジの種類は?
カエデは世界に約160種類ほど。
日本では約20~30種類ほど自生しているそうです。
その中でも日本に多くある、三種類の「モミジ」を簡単に紹介します。
・赤色が美しい「イロハモミジ」
紅葉の名所などにも植えられています。
昔、子供が葉っぱの切れ込みを「い・ろ・は・に…」と数えていたことで、
イロハモミジと呼ばれるようになったと言われています。
・紅葉の色が豊富な「ヤマモミジ」
夏は緑色の葉っぱで、秋には綺麗な紅葉になります。
イロハモミジとの見分け方は、
・葉っぱの大きさがヤマモミジの方が少しだけ大きい
・葉の切れ込みが5~7裂がイロハモミジ
7~9裂がヤマモミジ
・紅葉した時葉っぱが赤いのがイロハモミジ
黄色や橙色・源氏色がヤマモミジ
だそうです。
・紅葉の持ちがいい「オオモミジ」
イロハモミジに比べ、大きな葉っぱで、やや肉厚なのが特徴です。
葉っぱの切れ込みは、種類によってイロハモミジと同じです。
なので、切れ込みだけでは見分けがつかないようです。
イロハモミジより北側まで分布し、
北海道の中部以南~九州までと幅広く植えられています。
こちらの動画は、オオモミジ・ブナ・
ヤマモミジ・イロハモミジが映っている動画です。
よければ見てみて下さい。
日本の秋を楽しませてくれるカエデの紅葉。
花言葉が分かるともっと紅葉が楽しくなるのではないかと思い、調べてみました。
カエデの花言葉はなに?
カエデの花は4月~5月に開花します。
そんなカエデの花言葉は…
・調和
・美しい変化
・大切な思い出
・遠慮
カエデの「美しい変化」の由来は
みなさんの想像通りだと思います。
春や夏の葉っぱの緑色から秋の紅葉、赤や黄色など美しい変化していくことが由来だそうです。
他の花言葉もカエデにはピッタリだと思いました。
色々な種類のカエデやモミジ、紅葉の季節には調和して私達を楽しませてくれる。
花言葉からそんなイメージを持ちました。
秋になると遠くから見ても目立つ紅葉。
こんな綺麗な紅葉を楽しめると、日本人でよかったなーと思えます。
カエデとモミジの違いは、植物分類上では同じとされているのには、驚きでした。
色々知れた事で、紅葉の楽しみが増えてよかったです。
スポンサーリンク