愛媛県西条市で10月に開催される西条祭り。
お神輿やだんじりが登場するお祭りはたくさんありますが、西条祭りではなんと150以上のだんじりが見られるそうです。
地元の人がいちがんとなり盛り上げ盛り上がる西条祭りとはどんなお祭りなのか?
歴史・だんじりについて調べてみました。
西条祭りとはどんなお祭り?
西条祭りは、伊曽乃神社・飯積神社・石岡神社・嘉母神社の4つの神社の例祭が組み合わさって行われるお祭りです。
五穀豊穣を神に感謝するお祭りで、歴史や伝統とともに地域の一大イベントです。
西条祭りの日には、地元の学校や企業が休みになり祭りに参加します。
それ程、愛され大事にされているお祭りなのですね。
お祭りの日には、閉まっているお店が多いので祭り観光客の為に、開店しているお店の案内チラシを配ったりしているようですよ。
お祭りでは、丁寧に細工された屋台や太鼓・鐘そして祭りばやしの声が街中を響かせながら、行列になり進んでいくそうです。
そんな西条祭りの1番の特徴が、
1つ500キロ以上にもなるだんじりを10人~15人で担ぎあげているところです。
他のお祭りでは、だんじりは引いているところが多いそうですよ。
そして一つの見せ場、宮出し。
100以上もある提灯は全てロウソクの灯りなので、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
このロウソクに火を灯すのは子供の役目だそうです。
大人も子供も活躍できる場がお祭りにはあるのですね!
そして、もう一つの見せ場が加茂川に集まっただんじりでぶつけ合い(練り合い)をします。
そんな、地元に愛されている西条祭りの歴史は古いのでしょうか?
西条祭りの歴史は?西条祭りで語り継がれている伝説もある!
西条祭りは、260年以上も続いている歴史あるお祭りです。
西条の五穀豊穣を祈り、街の発展を願ったことが始まりといわれています。
そんな260年も続く歴史ある西条祭りには、こんな伝説が語り継がれているそうです。
昔、伊曽乃の女神と石鎚山の男神が加茂川のほとりで出会ったそうです。
2人はいつしか恋に落ち、恋仲となりました。
そして、女神は男神に結婚をせまりました。
ですが男神は修行の身。
石鎚山で修行を続けなくてはなりませんでした。
石鎚山は、女人禁制と言われていたので女神を連れて行くことができません。
男神は考え言いました。
「修行が終わったら結婚するからそれまで待っていてほしい。
山頂から大岩を3つ投げるから、真ん中に落ちた石の場所に館を構えて待っていてくれ。」
そして、真ん中に落ちた大岩の場所に建てた館が今の伊曽乃神社と言われているそうです。
お祭りに、こんな伝説が語り継がれているのですね。
だんじりが有名な西条祭り。
だんじりが始まったのはどんな由来があるのでしょうか?
西条だんじり祭り発祥や由来は?だんじりの動画も!
江戸時代中期頃、
石岡神社の別当寺だった吉祥寺の住職が、誉八潘神社の藤だんじりを見て、それに似たものを竹で作り
花籠だんじりを奉納したのが始まりだと言われています。
その後に、伊曽乃神社や周りの神社にも奉納され広まっていったそうです。
これが今でも受け継がれているのですね。
そんな西条祭りのだんじり動画を探してみました。
よければご覧になってみてください。
担いでいる棒を舁き棒(かきぼう)
担ぎ手の事を舁き夫(かきふ)と呼ぶそうです。
夜のだんじりの動画です。
だんじりの灯りがすごく綺麗です。
地元を離れた人も、正月やお盆には帰らないけど西条祭りには戻るという人がいるほど
この西条祭りは大事にされているそうです。
動画でみてもだんじりは綺麗だなぁと思ったので1度は行ってみたいなぁと思いました。
また、お祭りには伝説が受け継がれているのにはびっくりしました。
そして、こんなに地域に愛されているお祭りは本当にすごいなぁと思いました。
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