私、昔からず~っと謎だったんですよね。
土用の丑の日。
なんなんでしょう、コレ。
何となく重々しいムード漂うこの言葉。
でも美味しいうなぎを食べることが出来るんで、
結構好印象だったりします。
今回は全く意味の分からないこの言葉と由来を
ハッキリさせてみようと思います。
意味も分からず全国で食べられてたら
うなぎも浮かばれないですからね。
はてさて、一体どんな物語が飛び出すことでしょう!?
土用って何ぞや?
「丑の日」は何となく分からないでもないですが、
「土用」って一体なんのこっちゃですね。
まず土用の「土」の意味ですが、中国の思想である「五行」の「木火土金水」のなかの「土」からきています。
ちょくちょく聞いたことあるかもですね。
色々な場面で登場する「五行」ですが、
季節的な意味では土は季節の変わり目という意味合いがあるとのことです。
「土」が分かったところで次に「土用」の意味を。
こちらですが、暦の中にある季節の変わり目を意味する
「立春・立夏・立秋・立冬」に関係しています。
これらを四立(よつだて)というんですが、
その前の約18日間のことを「土用」というとのことです。
先ほどの季節の変わり目に関連してるんですね。
なかでも「土用の丑の日」となると、立秋の前の18日間だけで、
他の立春・立夏・立冬には当てはまらないとのこと。
夏はうなぎが売れにくい時期なので、
夏に特化してこの風習を広めたのがその理由とか。
天然のうなぎの旬は冬ですからね。
ってか、うなぎを売る都合なのか・・・(*。◇。)
丑の日ってどういう日?
「丑の日」の方は、なんとなく想像がつくかもしれません。
丑年とか申年とか戌年とかの干支にも登場する「十二支」というヤツですね。
これまた中国で発祥した思想です。
「丑の年」「丑の日」「丑の刻」など、
日付や時間を示すこともあるし、方角をあらわす時にも使用されますね。
吉方位占い等、占いでもよく用いられています。
ちなみに丑には堅実に努力して、着実に前に進むという、
粘り強く誠実な意味があるとのことです。
それぞれ十二支の動物には意味があって、調べてみると面白いかもしれません。
つまり「土用の丑の日」ということは
ということで、「土用」と「丑の日」の意味をじっくり見てきました。
「土用」が立秋の前の18日間のこと。
その中の「丑の日」にあたる日が「土用の丑の日」ということになりますね。
「土用」が18日間あって、「丑の日」は12日に1回訪れるので、
「土用」の18日の期間中に「丑の日」が2回訪れる年もあるということになります。
うなぎ好きの私にはボーナス年です(^ω^)
ちなみにこれを書いている2015年の土用の丑の日は7月24日と8月5日。
当たりじゃないか(・∀・)!
ですが、基本的に1回目の土用の丑の日がメインで、
2回目はイマイチ盛り上がらないらしいです・・・。
うーん、残念。牛丼でも食べよう・・・(´・ω・`)
何故うなぎを食べることになってるの?
と、ここまでうなぎうなぎと連呼してきましたが、
そもそもなぜこの日にうなぎを食べることになってるのでしょうか?
元々、暑さで夏バテをしやすい時期なので、
精のつくものを食べようということで、うなぎを食べる習慣はあったようです。
そんな中、流行に火をつける出来事が発生します。
江戸時代、とあるうなぎ屋さんが夏はうなぎが売れないとことで困っていました。
冬は旬なので売れてたんでしょうが・・・。
で、うなぎ屋さんは有名な学者の平賀源内に相談しました。
平賀源内は「今日は土用の丑の日」という貼り紙を店に貼りだすようにアドバイスし、
そのとおりにしたところ、お店は大繁盛したのがきっかけだったとのことです。
なぜ、その貼り紙でうなぎが売れたのでしょうか?
もともと、丑の日に「う」のつく食べ物を食べると病気にならないという
迷信があったので、それにうなぎが当てはまったと言われています。
そこまで計算していたとしたら、さすが平賀源内ってところですね(`・ω・´)
ということで、長年謎だった土用の丑の日の意味が明らかになりました。
単なる言い伝えとはいえ、身体に良いのだったらぜひとも土用の丑の日には
はりきってうなぎを食べたいものです。
信じるものはなんとやらです。
夏は身体に良いとされるし、冬は旬で天然うなぎが美味しいし、
これはもう、一年中うなぎを食べるしかないですね(`・ω・´)
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