花粉だなんだで体調の悪い春が終わって、
やれやれと思ったらほどなく襲ってくる梅雨の体調不良

症状としては、体がだるくなる、喘息などの呼吸器系の不調、
自律神経の不調、うつなどの精神的な不調、
古傷の痛みや神経痛、頭痛、皮膚トラブル、鼻水などがあります。

天気や大気という地球規模が元になる不調なので
我々人間の力ではどうしようもないように思えるかもしれません。

でも梅雨の体調不良の原因やメカニズムを知って生活の中で適切な対策をとれば
意外に症状が和らいだりします。

「梅雨の時期はこういうもんだ」なんて諦めてしまわずに、
なんとかして体調バッチリ、気分ハツラツで梅雨の時期を乗り越えましょう(`・ω・´)

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気圧の低下

梅雨の体調不良の原因で1番多いと思われるのがこの「気圧の低下」です。
天気が悪いと、だいたい気圧が低下するんです。

気圧が低くなると、人間の体内で次のようなことが起こります。

炎症物質である「ヒスタミン」が増える

気圧が低くなると血中に「ヒスタミン」が分泌されます。
このヒスタミンこそが梅雨の体調不良の1番の原因だと思われます。

このヒスタミンには血管を膨張させる作用があり、その結果血圧が下がります。
さらに細胞を膨張させ、むくみを発生させ、そのため器官が神経に触れてしまい、
痛みを感じさせてしまいます。

さらにヒスタミンは交感神経を刺激する作用もあり、
そのため痛みに過敏になり、自律神経へも悪影響、さらにはパニック障害などの要因にもなります。

そして炎症を引き起こす作用もあります。
肩こり・頭痛・腰痛が気になったり、
梅雨になると喘息やアトピーや鼻水が出る場合も関係してそうです。

血管膨張でも痛い交感神経でも痛い炎症でも痛いと、
ヒスタミンは主に「痛み」の要因ということですね。
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酸素が少なくなる

気圧が下がると、大気中の酸素が少なくなってしまいます
そうすると、人間の体内に取り込まれる酸素も少なくなり、色々な不調がでてきます。

梅雨でよくある「だるい」「疲労感」「ストレス」などの要因でもあり、
頭痛」「偏頭痛」の要因とも言われています。

さらに、脳が酸素を取り込もうとして呼吸や心臓の鼓動が早くなり、
心臓にも負担がかかります。

主に「疲れ」や「だるさ」の症状が気になる場合は、酸素不足を疑ってみましょう。

副交感神経が優位になる

低気圧になると、副交感神経が優位になります。
こちらは、単純に「リラックス状態」になるということです。
「疲れ」や「だるさ」はこれが原因の場合もありますね。

この副交感神経の作用でリラックスしたり、
先ほどのヒスタミン効果で交感神経が優位になったりで
自律神経が混乱してしまい、ストレスに繋がったりもします。

そしてリラックスしすぎて身体を動かすことをせず、
それによって血行が悪くなったり不調が起きたりするパターンも考えられます。

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気圧低下による体調不良の対策は?

これまでの体調不良の主な原因は「ヒスタミン」「酸素不足」「副交感神経」でした。
では、これらにはどういう対策をとれば有効なのでしょうか?

痛みやだるさの元となる「むくみ」と「酸素不足」を解消すれば良いわけですが、
結局、酸素不足にしてもヒスタミンにしても、これらは血液の不調なんですね。

どちらも「血を綺麗にして」「血のめぐりを良くする」ことで改善が期待できます。

それには「汗をかいて」「身体を温める」のが1番です。

すなわち、運動が1番です。

有酸素運動で汗を流すことで、血液中の老廃物を出して血液を綺麗にし、
身体が温まり、血流が良くなるし、酸素も取り込まれます。

とはいえ、ただでさえだるいのになかなか運動する気にはなりにくいですよね(´・ω・`)

そういう場合にはお風呂も効果的です。
ゆっくりとお風呂につかって汗を流し、身体を温めてリセットするようにすれば
それなりの効果は期待できます。

運動やお風呂の効果はこちらの記事に詳しく書いてますので、よろしければ参考にしてください(^ω^)

有酸素運動の効果!健康になる要素が目白押し

半身浴の正しいやり方 これを知れば効果倍増

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太陽を浴びる量の低下

梅雨の体調不良の原因のほとんどはこれまでの気圧の低下によるものだと思いますが、
もうひとつ無視できないのが悪天候のため「太陽の光」を浴びなくなってしまうこと。

その中でも大きなのがビタミンD不足になってしまうこと。

今回はサラッと書くにとどめますが、
太陽の光(ビタミンD)には

・骨を強くする(骨粗しょう症の予防など)
・脳に好影響(記憶力の強化や認知症の予防など)
・免疫力の強化(風邪やインフルエンザにかかりにくくなる)
・様々な病気の予防(ガン・糖尿病・脳卒中・アレルギーなど)
・精神面での影響(うつ病など)

などに効果があると言われています。

逆に言うと、太陽に当たらないということはこれらのリスクが増えてしまうということ。

特に梅雨になるとうつ気味になる場合は、
意識して太陽の光を浴びるようにすればよいでしょう。
曇っていても効果はあるので。

もちろん、先に書いた運動やお風呂と組み合わせるのがオススメです。
思った以上に効果を実感できるかもしれません。


今回は梅雨の体調不良対策ということで「運動」「お風呂」「太陽の光」を挙げました。
本当は雨が降らないようにお天気の神様にお願いできれば、1番の対策なんでしょうが・・・。

忙しいのに運動とか日光浴とかやってられない気もしますが、
梅雨の時期は特にこれを意識することで、生活の質が向上するのであれば試してみる価値はあります。

私個人としては効果を感じる順番は

太陽の光≧運動>お風呂

ですかね。

モチロンこれらは梅雨に関係ない時期でも効果を発揮するので、
効果を感じたらぜひとも継続してみてください(・∀・)

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